憂き目

生きるという憂き目に遭う

自己評価最悪の趣味

格ゲー


・面白いところ


画面の向こうには人間がいることが最高
1vs1の状況で勝てば格付け完了
ランクの数値を吸い取る
優越感に浸れる数字が手に入る
ただの数字なのに気持ちよくて最高の気分になる
相手のくだらない行動を咎めたとき、相手の思考を上回り否定できる


ゲームの中でなら正当に暴力を振るうことができる
勝ち負けの決定までできる
相手が何を思おうとも、結果が全てと言える


これが最高の要素・・・勝てば天国


・辞めたい理由


面白いところの反対全て、負けたら全てが否定されて自分はヘタクソだと証明される
最高の気持ちの反対で最悪の気持ち


バカ味方のせいでもない、バカは俺、否定されているのは俺
文句を言う立場にもない、負けは負け、全て、決着がついている


こんな最悪な気持ちを味わってまでやるべき?
やらないべき


・辞められない理由


モンハンみたいな難しいけどパターンが存在して、無傷で勝つことができる
みたいな、こういうものにハマれなくなった
ずっとやっていたこともあるけど、本質として楽しんでいたのは「友達と何かをする」の部分
ゲーム性は対人戦の方がよっぽど濃い
CPUは相手が薄味だから得る楽しさも薄味

一時期、仁王とかモンハンワールドをやってたけど、一通りストーリーやらやり込みの入り口やらを消化したら熱も冷めた
ここからしばらく時間をかけて装備を整えて・・・


最高の効率で最高に無駄な狩りを続ける!


これが魅力的か?
どこに魅力がある?


"やり込み要素"を走ったときに満足できる気がしない
走っている最中も攻略サイトを見て自分のセーブデータをすり合わせるだけ
開拓することを楽しめるタイプでもない
1週、または、数周してエピソード回収・・・ぐらいまでならやれるけど
限界の見えた作業に魅力はない



・・・


負けたことに対してこれだけ怒るエネルギーがあるのに本当にうつなのか?と思うけど
前よりも自責なことが前向きに受け取れない
自分さえ改善すればいくらでも勝てるんだし経験値が溜まったな~感覚が死んだ
ひたすら相手に死ねと言うだけ、だけになってしまった
あがくことすらせず、相手の死を願うだけ
内容なんてどうでもいい、勝てればいい


しばらく・・・ストーリーをなぞって食いつぶすだけのゲームでもやればいいんだろうな
まともな趣味を得たい、もっと、殺意なんて湧かなくて済む平和な趣味が欲しい
読書は好きだけど、永遠にやれるほど面白い本を読み続けることができない
ちょこちょこどうでもいい本を挟んでやっと面白いにたどり着ける
この「探し続ける作業」に熱中することはない・・・


うつが直って仕事を始めても、ストレスのセーフティーネットが必要
今はダメだろうな、気合を入れて自爆して嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌に支配されて死にたくなる


いい時間の使い方を思い出したい、と思った・・・





今日は40分ほど歩いて遠目の商業施設に行った
目に入ったあたりから溢れるファミリーやカップ
平凡な幸せが大量に広がっていて苦しい
相手はなんとも思っていないことは理解できる
嫌なのは、自分がいる場所としての違和感で内部から吐きそうになる


冷やかし・・・ウインドウショッピング・・・をしようと思ったが、逃げ帰った
日曜日なんて嫌いだ


土日に外に出ると休日に外に行こう!と思う普通の人々に圧殺される
人混みが嫌いなのに加えて、いらないことを考えすぎて体調が悪くなる


せっかく散歩して抗うつ活動をしたのにマイナスを帯びてしまった
だから数日辞めることに成功していた格ゲーなんかに手を出したんだろう


ああ、やだ・・・
地に足がついていない感覚、どっか取り残されている感じ
仕事をしていないからとかじゃない
現実単位で居場所がない感じがする


友達、いる
やりたいこと、ない
社会的な居場所、つくらないとない
やるき、ない
能力、ない

文字にすると本当にただのバカすぎて、落ち込む
世の中にはこういう人がたくさんいて、救われるのもおこがましい
日本人的な控えめを発揮して静かに絶望していると思う、必ずたくさんいる

ファーストフード店に出てくるじじいが「生きているだけ」と評されていたのが心に残っている
当時、サンデーで連載している時に見てからずっと刺さってる
こうはなりたくないと涙する主人公と同じ
俺もこうはなりたくないと思ってる


だが・・・順調に・・・「生きているだけ」になりそう・・・
死にたいと思わないなりに、生きてもしょうがないなっていう気持ちがぬぐえない


大学生から社会人になって、脳死の軌道に乗るまでにコケた感じがするんだよなあ
どうせ楽しくない日常が分かり切っているし、冷え切った日本じゃ"中流"をキープすることもできない
社会に適合する気がなかったからちゃんと労働するだけでも苦しい
労働するだけなんてものは評価に値しない


これが死ぬまで続く・・・?
結婚をするわけでもない、自分がただ生きるため"ごとき"に長い間働く?
ありえない・・・
自分を生かすことにそんな価値を感じない、労働の苦痛の方が強大


自分を生かしても
勝った負けたに一喜一憂するどうでもいい趣味
だからと言って他に楽しいこともなく、惰性で続けるはず
ゆるやかな下り・・・そのうち、ガクッと落ちて、急にいろいろ失って
それでも死ぬには値しないからダラダラ生きて
妙な絶望感をじわじわと食わされて、地味に破綻して、死ぬ


生きているだけ・・・


まだ、死にたいとは思わないけど
今やっていることを永遠に続けたいか?と言われたらやりたくない
やりたくないと思っていることしかできない自分、自己否定が止まらない


未来でもやりたいこと、って、なんだよ
なくね・・・


答えなど出ない



小さい救いを見つけるしかない
自己暗示をするしかない


水は救い
水を飲め、水を飲むことが趣味だ


そこらへんにあるビタミン剤、これを飲むのも趣味だ
これからもビタミンDは飲みたい


ガジェット類の充電をするのは楽しい
充電を気にかけて、充電してあげることはペットを飼うことと同義
可愛い、名前もつけている
そう、充電は趣味だ


掃除は楽しい、ほこりはたまるべき
部屋は散らかすべき
そのうち、片付けたときの爽快感はたまらない
なので意図的に散らかし、掃除イベントを作るべき
微妙だ


こまめに片付ける自分に酔う方が正しい気がする
こまめに片付けることが趣味だ


プロテインバーが好きだ
というか、健康食品の類が趣味だ
永遠と調べるべき、今は冷凍ベリーが食べたい
冷凍じゃないベリーでもいい、買うべきだ


健康が趣味じゃないか、思いだしたぞ
アイスクリームを大量に食べている場合ではない
筋トレができなくなったのを思い出した
やる気を出してやりたい
筋肉そのものになって、殺してやりたいと思ったやつを物理的に殺せると思えば大丈夫になるメンタルを作るんじゃなかったのか
testosteroneさんに影響されてダンベル買ったじゃないか
そこに落ちてる20kgも3月に入ってから動かしていない気がする
筋トレは趣味、そうだろう、動け、動ける奴はうつじゃない
筋トレは趣味として崇高っぽぴ感じがする、救いだ
自傷じゃない、鍛えているのだ
今なら目が飛び出そうなぐらい魅力的な提案だ、筋トレ、よかった
思いだすことに成功した


服を買うのは好きだったじゃないか
ZOZOでも見ておけ
買い物好きだろう、Amazonを眺めておけ
何かを買っても救われないけど、何かを買うプロセスには救われる
服を買っても救われないし来ていく場所もないが、服の組み合わせを考えるのは攻略パーティを組むのと同じ面白さがある
これに酔うのはありなんじゃないか?
少し思いだせた


今自分で自分を救っている
正しい導きで自分を救っている
救われていい、俺の人生は俺のものなんだから俺は救われるべき
このの方向性だけ考えるべき
自己否定が一周周ってきたので、好きだった事実から論理的な納得を思い出すしかない
自己否定の材料を永遠と探していたが、そんなもの見つけなくていい
好みの事実だけ見ればいいんだ


発見だなあ


朝起きたら再度読み直したい
地獄の部分は見なくていい


日記は大切だ、文字に起こして愚かさも救いも目に見える
脳内は毒、毒、毒で埋まっている


3578文字