憂き目

生きるという憂き目に遭う

悪女(わる)

悪女(わる)


悪女(わる)(1) (BE・LOVEコミックス)

日記を書いて寝る予定だったのだが
寝る前に食える状態にあるコンテンツを
食い損ねて寝ることができなくて読み切った
止まんねえよ




ネタバレを含む感想
・峰岸さん配下
人の名前を覚えるっていうクリティカルな方法
人は見てくれているって意識があると親近感がわくよね
マリリンは裏表のない純朴さがあるし、推したい気持ちになる


お茶ワゴンという工夫により仕事を破壊すると無能が浮き出る
過去時代ではよくあったんだろうなあと思うけど
今でもあるよ、無駄な仕事
もっと潰れていくんだろうなあ、とか思えた


・プロジェクトC
運ゲでアンケートで特別枠まで突破するのは主人公力
とはいえ、実際の大企業でも大企業病にかかってしまうし
何かしら変化のタネは欲しかった時代なんだろうな
とか思いながら読んだ、すごい楽しかった


終盤まで活躍する小野さんもそういえば堅物だった
喫茶に拘束され退屈で潰してやろうとたくらんでも
マリリンはひたすら人を見て結論を見つける
これ、本質
理論とか研究とか色々あるけど
実体の人間を見ること以上の答えってたぶん、ない


ザコキャラライバル美人が出てきたけど
マリリンはチーフにピックされてザコ美人は平チーム員
チーム員が持ってきたテンプレクソつまんな企画を見て
「で、出世は?」の一言で破壊した、気持ちがいい
世の中には"っぽければいい”ってフィルターがかかってる
このマンガの時代から30年後も日本人気質はまだ健在
"っぽい”じゃなくて"メリットは?"っていう、本質
たまんねえ


・レディスシンクタンク
崇高なる目的がいつの間にか見えなくなる
あるよねーって思ってた
L・BOXの提案は本質を欠いたお誘いだよねー
こういう「君は選ばれてる」的な誘いって詐欺っぽいよね
っぽいだけで崇高な高品質女性派遣って軸はあるけど
軸の理念に同意できなくなったらコケちゃうよねー
みたいな不安感、そこをマリリンが突いて崩した
あーキモチーって思いながら見た


・ホワイトローズクラブ
社内に存在するお嬢様とかいうイカれ文化
あんまり面白くなかったくだり
伏線でも何でもなかった気がする
気づいていないだけかもしれないけど
キャラが後で効いてくるってこともなかった


・海外事業部
内部で切磋琢磨しましょうねってテイ
全然切磋琢磨じゃなくて足の引っ張り合いみたいな
シナジーがないとダメじゃない?って感じする


だいーぶ前の板倉さんが再度出てきて
そういえば海外事業部にいるって伏線貼ってたね
上司が成果を拾っていく状態に一撃入れる
これは良いコンセプトだなあどう動くんだろってワクワクしながら読んだ


んだけど、3バカの行動がアホすぎてマジィ~?ってなってた
そっからどんでん返し~ってまあ、いいんだけどさ
あんなにやらかしている人たちが策士なわけなくない・・・?
毒薬じじい見る目なくない・・・?
みたいなことを思ってて、微妙だった
うーむ


・つくば
高田さんのくだり
マリリン優しさMAXでマリリン好きぃ~~ってなる
普通の人間は研究所のその他と同じく
黙って過ごすしかないよね


希望の星を見つけてすがる気持ちもわかりすぎるな
今まで悪意ぶつけられていた人間達の動きとしては正しい
それすらも包み込むマリリンの強さよ
学力面でも教えられたら吸い込む、異次元だ
最強すぎない?もはや強キャラすぎる
一生強キャラだったけどな


告白からのくだりも愛おしい
キュンキュンする奴だなって思った
ライバルの幼なじみのザコキャラ感
だけど、言うて、ワンチャンある
そこそこドキドキしながら読んだ
小野さんがなんやかんや完全にお世話してくれるもの最高
マリリン推しちゃうよね、わかるわかるわかる~
最後は綺麗に終わってくれてとてもよかった
よかった~~~


はぁ、恋したい
って言いたくなる
言いたいだけで、しないけどね
コスパ悪いし、オタクだから




充実感に満ちている